スパイギア

最近、自分の好きな何かを紹介するという記事が多い。
今回もそうだ。
www.youtube.com

彼はSPYGEA/スパイギアというゲーム配信者だ。主にFPSゲーム(銃で敵を撃つゲーム)をしている。
ゲーム配信者とは主にゲームプレイを生配信することで広告収入を得て生計を立てている者のことだ。
彼は配信がまだ今のような市民権を得る前から配信を趣味としており、ゲームのプロ化の黎明期にオーバーウォッチのプロ選手でもあり、国際大会で台湾などに遠征にも行っている。

日本の配信界隈、FPSゲーム界隈、ゲーマーのプロ活動に多大な影響を与え続けているレジェンドの一人だ。

その彼が先日、ゲーム配信内で自身がED(勃起不全)であることを告白した。
彼曰く、例えば、長身であるため(191㎝)体位がうまくいかなかったことがあり、それがトラウマになったりしてうまくいかないらしい。
たくさんの治療を試しているが未だに改善はないらしい。

スパイギアのメンタルが繊細であるのはファンの間では周知の事実だと思う。
俺もそこまでしっかり追ってはいないが彼が睡眠薬の服用に苦しみを感じているのは知っていた。

動画内では彼はさらっと平然と告白をしているが、言葉の端々から想像するにかなりの時間を悩んできていたんだろうと察する。
このような告白は本当になかなかできないことであり心から尊敬する。

俺は一年前に慢性前立腺炎という字の如くそのままなのだが慢性的に前立腺が炎症を起こす病が発病した。
原因が曖昧な病気らしく、今は寛解しているが予防のために円座を使っている。
はっきり言ってたいしたことない病気なのだが、病院に行くまではかなり憂鬱だった。
これはもしかしたら前立腺ガンかもしれない、もしかしたらEDになるかもしれない、、、、と
俺は大江健三郎のセヴンティーンがいまだに大好きだが、その理由の一つに主人公が自分の勃起にナルシシズムを感じているからだ。
俺も自分の勃起にナルシシズムを感じることがある。
これは非常に消極的なナルシシズムだ。もう残されたものがそれしかないからそれにナルシシズムを感じているだけだ。
セヴンティーンもそういった文脈があるのでおれは好きだ。
もし、仮にEDになったらと考えると恐ろしい。
しかし、スパイギアはそれをしっかり受け容れて告白した。
本当に心から尊敬する。

主な原因はメンタル的なことだと推測されているらしい。
こんなすごい勇気がある人でもほんの些細な事で肉体まで影響を及ぼしてしまう。
こころの問題は非常に奥が深い。





また、スパイギアは台湾に遠征に出たと書いたが、
もこう先生は(もこうは講座スタイルでの動画投稿で人気になったため通常、先生と呼ばれる。)大学時代に二か月間、中国へ留学している。
村上春樹は中国にコンプレックスがあるらしく中国料理が食べられないらしい。それに作中では中国にまつわることが大きく取り上げられることが多い。
おれも中国には苦い思い出やコンプレックスがある。
そして、現在、また謎中国人と関わりがじょじょに深くなりつつある。
なにかと縁のある国だ。

謎中国人について関わることで考えることも非常に多く、次回は人間関係を主体的に深めるということについて書けたら書こうと思う。