カラマーゾフの兄弟で思ったこと② アリョーシャよりイワンのほうが死んだときに腐臭を放たない可能性が高い ※ネタバレ注意

こんにちは。最近、カラマーゾフの兄弟を読み終えてからいろいろ読めているんですが、本当にまだまだ知らない世界がたくさんあるな~と思って感動しているんですが、
また、カラマーゾフの兄弟のことが頭から抜けないので思ったことをつらつらと書いていこうと思います。


一番言いたいことはアリョーシャよりイワンのほうがゾシマみたいになれそうなんじゃないかということです。
イワンとスメルジャコフが一心同体の光の影の関係だとして、物語の終わりでイワンは病に倒れ、スメルジャコフは死にます。
原因はイワンもスメルジャコフも神の存在を認めしまったことだとして、幻のカラマーゾフの兄弟後編でイワンは神を認めた自分を再構築して復活するんだと思います。(してほしい)
そのときにイワンは光と闇を抱えた超人的な聖なる存在となり死んだときもきっと腐臭を放たずにいるんだと思います。(そうであってほしい)

きっと後編が存在したとしたら前編はアリョーシャの無垢、後編はアリョーシャの受難と聖人への道となるんだろうけど。。

カラマーゾフの兄弟の後編ないのって本当に惜しいですよね、アリョーシャの前振りがほとんど空振りで終わって物語の対立構造を作るための要員感すらあるし。。


それにしても、イワンとスメルジャコフの会話で神の存在を認めるあのシーンは本当に感動しますわ。
認めたくないことを認める難しさや認めたくないことを認めるプロセスが自らの影であるスメルジャコフとの邂逅から始まるっていうのが本当に凄まじさありました。



なんか言葉が思いつかないのでまた気が向いたら書きます。