箱庭療法

今日は箱庭療法をしてきた。4回目か5回目ぐらいだ。
今までの全ての箱庭の写真と感想はブログに保存してあるがあえてなにも確認せずに行った。
いつもは確認せずにはいられなくて確認していた。確認することは人によってはどうでもいいことやと思うけど、俺はそれが嫌で、それでもやめれなかった。
今回はなんとか確認せずに行けたのでよかった。話すこともメモの確認はおろか、頭の中でもなにも考えないで行った。
そのせいかカウンセリングでは喋り出すのに少し時間がかかったけどそれはそれでいいかと思った。

箱庭療法を終えたらいつもはお願いして写真を取らせてもらっていた。(先生的には望ましくないことなようなことは言っていたけど、気持ちはわかるから撮っていいよと言っていた。)
今回は写真も撮らないでおいた。名残惜しいような気持ちもあったけど、そういうものは流れるべきなんやと思う、、、、

かと言いつつ面白いものができたので、文章では残しておく。

左上には茂った森、背の高い木や地面にうねり生える草木がある。
中には動物たちが徘徊し生活している。
血走った黒ヒョウは森の中から静かに外をのぞき込む。
警戒していたり、怯えていたりしている。目は血走っているのは常からのことで外をのぞき込んでいるからではない。森は常に緊張状態にある。その森では瞬きが命取りとなる。
生息するほとんどの動物が木より背が低く、木陰を這いずっているが、たまにキリンがいる。
キリンは木より背が高いので、森の外の遠くまで見える。

黒ヒョウの眼前には中央に向かった通路がある。そこから外に出れる。
通路の横には聖人がいる。聖人は監視も見守りもしないでそこにいる。
この通路と聖人は必ずのセットであってどちらかだけで存在するということはない。
黒ヒョウがこの通路を見つけたのか、黒ヒョウがこの通路を作ったのかはわからない。

森の裏側やや右(箱の上部真ん中)には動物の墓と死骸がある。
この墓は後述する柵に囲まれた園の動物の墓を作るつもりだったが、実際に置くと森の動物の墓になった。

右上には動物の園がある。
そこでは小動物数匹がリラックスしている。牧草を食べたり毛繕いをしたりしている。昼間にヒルナンデスを見ている人かのように。

下半分はなにも無い。
そこには人工的な何かを置こうかと思ったけど、黒ヒョウが森から人口的な街やなにかしらに出て行くなんて明らかすぎて恥ずかしくて置けなかった。
また芸術的にも面白みがないと思った。

墓もずっと前から(箱庭療法2,3回目)置きたかったけど、多分今回が初めて置いた。
箱庭に死にまつわることを置くのもまた何かあからさまな感じがして恥ずかしく今まで置けなかったけど今回は端っこ少しだけ置いてみた。