私の妻は何故服毒した? 石濱金作 感想

メモ書き程度で

母の愛が不足していて、それが今になって人を愛するということに問題が起きていて~
という、現代に飽和しているテーマの作品。
主題となるところはタッチするのが怖いので放置して枝葉を書いておく


まず作者は当時32歳で、自分とほぼ同い年でそこからして運命的なものを感じた。
そして、いわゆる毒親問題といっていいと思うのやが、1900年からずっと続いているとは本当に驚きや。
太平洋戦争後からの問題やと思っていたけど、日露戦争後からの問題なのかも。
もしくは、なんの進歩もなく、永世繰り返されているかのように見えるこの問題は、働きアリの群れから怠け者を除いてもまた、その中から怠け者が出てくるようなのと同様に、自然なのかも。

「隙間だらけのくせに弱さを持たないのだ」
弱さを認めることが大切だと筆者は言っていたけど、自分視点的には筆者もまた、まだちょっと強情?な感じというか頑張って気を張っているように見えて、まだまだ問題は山積みのように見えた。

「ナンセンスもエロもモダンも罪だとしても三世かからぬ」
子への愛のなさは永世ってもんなんやろなと、、逆説的には他はなにしたってと身体が軽くなるようにも思える。

しかし、こういう話題ってどうなんでしょうね
分かる人ってどれぐらいいるんだろう
SNSでなんの理解もできない人をよく見かけるから本当に怖い

この作品を教えてくださったかたありがとうございます。

ーーーーーーーーー以下読んでいた時のメモーーーーーーーー
この時代から今の時代までなんの進歩もなく繰り返される悲劇はもはや働きアリの怠け者を省いてもまたその中から怠け者が出てくるようなのと同様な自然に思えました。

両親健在で書く力強さ

ほぼ同い年

今の不良は母の愛の中の安心感の範疇でやっていると思うが

親子の情は人間の煩悩

隙間だらけのくせに弱さを持たないのだ

欲深きしっかり者

意識だけ高く現実の惨めさに目もくれない

子どもを道具に

ナンセンスもエロもモダンも詰みだとしても三世にかからぬ
子への愛のなさの罪は三世かかる

俗弱

おれは怖いよこれわかる人はどれだけいるのかな
叱られるんだろうか、軽蔑されるんだろうか
でもずっと前からこうだったんだ
そして何言っても「罪は三世にかなわぬ」
ヒルから出てないこの言葉が好きや

母を愛して、強いひとがすき

運命的な文章だ


私は?私なんてどうなったってかまいはしない