ローカルルールが苦手

9月序盤はなぜか予定が詰まっている。
普段はぜんぜん予定がなくてなんだか悲しいやつなのに突如みっちりになる。
季節の変わり目がくるんで風邪をひかないように要注意。

プールでは最近は仲のいい人が増えてきて、
泳ぎの速いおばさん、可愛い顔したおばちゃん、スタッフのおじさん、柄の悪そうなおじさんの四人と仲よくなりだしてる。
中国人は最近見ない。

今日は見たことのないカップルが来ていた。
カップルは最初は歩き専用コースで喋りながら歩いていて、途中から彼女のほうだけ隣のコースで泳ぎ出した。
途中で立たずに25メートルを泳ぎ、往復では泳がない人用のコースだ。
彼女は25メートルの途中で立って隣の彼氏と一言二言交わしてまた泳ぐみたいなことをしていた。
これはルール違反だ。
スタッフのおじさんが、可愛い顔したおばちゃんと談笑してる俺たちに、あっこの人達は喋りながら泳いでるから注意して泳いでくださいねと報告してきた。
おれとおばちゃんは頷いた。
その後、スタッフのおじさんが、歩いてる彼氏のほうにプールのルールを守るように注意した。
カップルはしばらくしたらプールから上がった。

確かに、そのカップルはルール違反をしていたため、注意されるべきだが、そのへんのおじいちゃんおばあちゃんもおれもおばちゃんも
みんな厳密にはルール違反はたくさんしている。ただローカルルール(実際に守るべきルール)は違反していない。

そして中にはおれ個人的には注意されるべきであろうと思う人が常連だからというだけで注意されていないように見える。

今日注意されていたカップルはたしかにうざかった。
しかしそれはカップルなだけであって、あれがおばちゃん同士なら注意されていないように思う。
おばちゃん同士ならセーフでカップルならアウトなラインがあるというローカルルールだ。

つまり俺はそのスタッフのおじさんがカップルをうざいと思って厳しく罰したんだと推測している。
それは俺のカップルをうざいと思っている気持ちの投影がされているだけで、実際はそうじゃないかもしれない。


俺はこういうローカルルールがすごい苦手だ。
プール行き始めのときもどこにローカルルールのラインがあるのか観察するのにストレスだった。
職場でもそのラインを感じる取るのにけっこうストレスがかかる。
ルールとローカルルールの誤差に何も感じない人もいると思うが、俺はそこに執着してしまう。
もちろん、それは表には出さないが、いちいち引っかかる。


追記:
そのローカルルールの支配者のスタッフのおじさんは、可愛い顔のおばちゃんにやたらとあたりが強い。
体型とかを冗談っぽくいじる。
おれはときどきラインを超えていると思っているが、おばちゃんは実際はどう思っているかはわからない。
そのおじさん曰く、嘘まるだしであなたは素晴らしい体型ですねと言われたら嘘くさくて困るでしょう、それならば冗談ぽく辛辣に言ったほうがお互いの関係が気持ちよくなると言っていた。
こういった信条のもと人と接してるんだろうなという人はたまに見かける。
おれはそういうのはよくないと思う。