※走り書きです
まず三島由紀夫の腕の太さとウエストの締まり具合かっこいい!!
芥さん(全共闘の刺客)の雰囲気かっこいい!!
他の人たちもなんかイケメンに見える!!
赤ちゃんが一番真面目に三島由紀夫の話を聞いていた!!
まず「VS」とあるけど、そこまでバーサスじゃなかった
それは本質的に両者は”真の独立”を目指してる仲間でもあって、ただ天皇という軸においてのみ対立していたからだと思う
だからこそなのか、三島由紀夫の冒頭スピーチのユーモアのおかげなのかわからないけど、お互い論が真っ向対決であってもほぼほぼ円満な感じだった
(ただ、ちょっとピリついた場面があったしけっこうカットされてそうだからもしかしたら荒れていた時間もあるのかもしれない)
ちなみ両陣営とも相手方が暴力に走る可能性を危惧して戦闘員を現場に配置していたらしい笑
スピーチのユーモアというので、
楯の会(私営武力組織)を設立しているのに、政治家から暴力反対運動に署名してくれと言われたらしい笑
三島由紀夫は暴力は肯定派で無前提の暴力の否定を危惧している
そして、全共闘に近代ゴリラと揶揄されているのを揶揄って立派にゴリラになりたいとww
(超細かいことだけど。。。正確には三島由紀夫が肯定しているのは暴力ではなく決闘、他者を他者と認めて対立するということ
暴力は他者を物体としてか見てなくてそこに快楽を感じるということらしい、映画の中ではサルトルのエロティシズムやらなんやらからそれを暴力に変換して説明していた)←激むず
そう!!それで思い出したけど、ところどころ挟まる平野敬一郎の解説が神だった!!
今どういう軸で討論されていますっていうのを整理してくれてめっちゃ助かった
ともかくですわ。。。
そもそもで三島由紀夫と東大全共闘は天皇以外では真っ向衝突することなく
他者の存在とは?
他者への関わりとしての暴力を選んだわれわれとは?
歴史へ関わろうとするわれわれとは?
とかとか。。
哲学的な討論がほとんどだった
ちょっともうけっこうバラバラに語っててあれなんですがぁ~
芥さんは三島由紀夫の急所を知りすぎていた
大江健三郎感あるな~って感じやったんですが、いわゆる行動と認識論で
三島は十代をずっと認識で生きて、生き残ってしまった、ただただ見るだけ語るだけで一向に現実に触れない
行動が先にあるべきなんじゃないかと思って楯の会なんて設立して三島
芥さんは「俺たちは行動している、しかも本物の行動
お前は小説家だろ??純粋な行動者でもないし、小説家のくせに中途半端な行動をして小説家としても敗北している
おれたちは現実を生きて戦って触れているお前は現実を生きちゃいない
そんな中途半端なやつにごちゃごちゃ言われても俺たちには響かない」
その後、三島も筋の通った反論をするんですが、それにしてもこれはクリティカルすぎる笑
豊饒の海を読んでも三島由紀夫は自問自答していたことだと思うけどけっこうグッサリ
最後にインタビュアーが全共闘の人たちに全共闘が敗北してしまったことについて問いかけるんやけど
それに対してのみんな表情や言葉が少し濁り気味でそれがすごい悲しい気持ちになった
みんな素直に敗北を認めていなくて戦いの情熱がぼや~っと消えてしまって
過去の戦ってた若い自分が今の自分を批難しているんじゃないかというような。。。。
この苦しさを見つめ続けるのはけっこうきついよね。。。