筋トレをする人間にとって、筋肉痛は前日のトレーニングの成功を意味していて嬉しいものだ。
昨日から今日まで引き続いて広背筋と足の裏が筋肉痛になっている。
広背筋は本当に感じるのが苦手で、いつも効いているのかわからなかったから筋肉痛になっているのがすごい嬉しい。
ボクササイズの動きで広背筋がいつもと違う使われ方がして刺激となったのだと思う。足の裏もそうだ。膝が怖くてあまり跳ねたりするような運動をしないから自ずと足の裏も弱くなっていたみたいだ。
そうボクササイズ…カラーテ…。
今日は14時からパートだった。ここ最近は眠りが浅く、遅くとも朝10時には起きているので、家から近所にあるジムへ行き、帰宅し、出社することは余裕だ。
日曜で父が家にいるし、暇だし、なにより、カラーテがいるかなと思い、ジムへ行った。
案の定、カラーテはいた。
しかし、あまりベタベタと話すのは恥ずかしいので、目礼だけしてトレーニングに集中するフリというか実際に集中してトレーニングした。
11時半から13時までがっつりトレーニングして帰ろうとしているときにカラーテがまた現れた。
色々な雑談をして、意を決し、ジムの変えることを伝えた。けっこう普通な反応というか、変更先のジムのことについてよく聞いてきた。そこでバイトしようかなとも言っていた。これはすごいお花畑な捉え方をすれば、俺がそのジムに行くから?とも思えるが、カラーテは実際にいつも新しいバイト先を探しているのでそれはない。
また、適当な雑談をして、なにかの流れでカラーテのシフトを教えてもらった。教えてもらっても行ける日や時間は限られているわけやけど…。
去り際のカラーテの顔が寂しそうに見えたのは俺の妄想が激しすぎるからやろか。
なにか新しい物語の更新の時がきているように思う。結婚式スピーチ編のときのように。
今、思いだしているのは、昔、職場で好きだったの人のことだ(これからよく出てくるかもしれないのでザ・ガールと名付ける)
ザ・ガールはおれに特別優しかったような気がしたり、みんなにも優しかったりしたような気がした。
それに応じて一喜一憂した。
カラーテに対しても同様だ。というか、俺の恋愛経験はどれもこれだ。そして、なんの発展もなかった。
思うに男の俺がリスクを冒して進めなければならないのだと思う。
全ての関係をぶち壊してしまうかもしれないような決定的な一言を言うということだ。
例えば、「ラインを交換しよう」だったらそれで俺の意向の全ては伝わるだろう。はぁ…。何を書いてんだおれは…。
他にもまだトピックがあるから、頭が大混乱よ。
俺は男の生き方というのを知らない。女の生き方しか知らない。
俺は本当に女みたいなものだ。俺は女だ。
性的なことを目の当たりにしたときに本当にそれをよく感じる。過去にも女の人と付き合っていた時、相手の人がより女性らしい立ち振る舞いや発言をしたときに俺は自分とるべき態度がわからなくて混乱していた。
ザ・ガールのときはダメだった。
というか、高校時代も中学時代もずっとダメだった。これは別に恨み節で言ってるいるわけじゃないが、それはやはり、父も母も俺を男性化する教育をしてこなかったからだと思う。
思えば、小学生でも中学生でものびのびと女の子に告白したりする人はいた。ああいう人たちは親に男性性をのびのびと伸ばさせてもらっていたのだろうと想像する。
俺が母にべったりとなるために女の女になっていた。今も女だ。
今、自分を試すいい機会が来ていると思う。
結果がどうであれ、俺の物語を破壊したい。この物語がある限り、俺は永遠に女性に触れられない。
女性が女性になったときに俺は男性でないから混乱する。本当はこの人の女性性に何も触れられないんだとよくわかる。
もし、結果がダメであってもそれはそれで俺は初めて女性性に触れたと言うことになるのだと思う。(思えば能動的に触れたのが初めてということになるのか?受動的だと数回経験はあるように思え出して来た。それはまた今度。)
とにかく、なにか好意を伝えることをしないといけない。それは解釈の余地のない言葉でないといけない。
そして、カラーテは人気者だ。いつも誰かがカラーテに話しかけたがっている。しかし、タイミングがないわけではないだろう。ただ多くもない。
ただ、タイミングを捉えたらいいだけだ。タイミング…。「金閣寺」を思い出すな~。
あの物語に苦しんでからここまでよくきたと思うわ。
とにかく、俺の物語を破壊するんや。母の物語を。俺は自分できるはずの範囲の環境を作ってコントロールする。
とにかく、カラーテだ。
なにかドバイ友人のときと似てるような気さえする。俺の達成のために利用しているような。
未だ、混乱の最中だ。疲れている。
カラーテのボクササイズでの筋肉痛はどこまで続くのか。あと六日で俺が男か不能かが決まる。
勝負は一瞬だ。