現実日記

しばらくブログを更新していなかった。
五日間ぐらいかな?ブログの存在はもちろん忘れてはおらず、ブログのために日常的にメモをする習慣も残っている。
更新していない日も書こうかなと思いつつ情熱が出てこなくて書かなかった。無理やり書くより何倍もいいことだと思う。

今日もいうてそこまで情熱的ではない。
これまでがどれだけの熱量があったのかと自分自身でやっと気づく思いだ。

バイトからパート化する話は進んだ。
店長と面談し、レディスではそこまで長時間働くのが無理そうで、靴・かばん部門なら働けるかもしれないらしい。
これは俺にとっては一長一短で、レディスで最大限の力で働いてお金を稼いで辞めきりたいという思いがありつつ、靴・かばん売り場で働くのは同じ衣料部門で顔見知りではありながら、関わりのない人たちと働くのは俺の現実対応へのトレーニングとしてちょうどいいストレス具合なように思う。
レディス、メンズ、インナー、アクセは連携が濃くて、子供服と靴・かばんは衣料でも異端な部門になる。

月に140時間働くのを第一希望としていて、もしかしたら、靴・かばん売り場でも140時間は無理かもしれない。そんな空気もあったかのように思う。
もちろん許容の幅はあるのだが例えば120時間しか働けないと言われたら微妙な感じだ。100時間と言われたら正直無理だ。
そうなれば、新天地を探さないといけない。

そういえば、正社員の可能性も向こうからチラつかさせられた。パートで評価が良ければ可能性はありますよとのこと。
俺の現状からしたらいい話だと思う。
ただ、正社員を餌にしているんじゃないかとも思った。どちらにせよ、時間条件さえ整えば俺は働く。

話は前後するが店長との話し合いにはすごい自然と向かえることができた。これはすごいことだと思う。
いつもなら店長との面談日決定から当日まで入念に話すべき内容について一言一句吟味してしまう。
今回は前日にスマホメモに軽く重要項目だけ書いておいただけだった。
しかも、話し合うときも手汗をかきまくったり、声が上ずることもなかった。酷い時はなぜ泣きそうにもなっていたので本当によくできたと思う。

余談だが、面談日の当日に店長と時間を合わせるために事務所に向かった。(これも受け身な感じじゃなくて我ながらすごい)
お互いの都合を合わせているときも、次長や総務、支配人がパソコンで作業しつつ明らかに会話を聞いているだろうという感じだった。そのうちに支配人が俺の顔を見て明らかにニヤニヤと笑い出した。
俺は目のやり場困って下を向いた。
「俺のことを馬鹿にしているんじゃないか?」と思った。

そのすぐあとに、支配人が「さっき奥さんがレディスで買い物したらしいねんけど、男性の店員さんがすごい丁寧な接客でよかったって言ってたわ、たしかに柔らかい感じやね」と言ってきた。
俺は「レディスなんでできるだけ柔らかい感じでいるようにしてます、支配人の奥さんとは気が付いていなかったので、気を抜いていないときでよかったです」と言った。

つまり、俺のことを見て笑っていたのは「あいつが言ってたやつってこいつか、たしかに柔らかい感じや」(自分で書くのも恥ずかしいけど)という風に思いだし笑いをしていたんだと思う。
これはなかなか俺の世界観と現実とのギャップを示す象徴的なエピソードだと思う。



ジムでは、パソコン君、サッカーガール、巨大中国人とよく喋り楽しく過ごしている。
明日は巨大中国人と違う器具の実験のために24時間ジムに行く予定だ。

ザ大阪とは最近はすれ違い気味だ、たまに会っても前よりかは全然平気だ。
カラーテとはなにか微妙な感じだ。というかかなり??
俺はカラーテのこと前よりもさらに意識している。もはや普通に話せない感じになってきている。
少し前は例えば、カラーテの下の名前が発覚したときにふざけて下の名前で呼んで驚かせていたりしたけど今はもうできない。
彼女は会うたびにずっとボクササイズのクラスに入ってほしいと言ってくる。俺も入りたいのだが、膝が痛くてどうしても入れない。毎回、断るのに気苦労してしまう。
カラーテ…。不思議な存在だ…。

実は登場人物は二人増えていて、両者ともスタッフなのだが、一人はハーフっぽい長身ガチイケメン(ハーフと呼称)、もう一人が前から居たらしいカウンターの女の子(謎女)だ。
ハーフとは会話する前にはあまりにもの完璧なビジュアルで萎縮してしまい、劣等感を抱いていたが、話しだすと気さくな子だった。
そんな折に謎女が声をかけてきた。「カウンターの○○です」と声をかけてきて、全く思いだせずあっけに取られている間に去って行き、そのままボクササイズへ向かっていった。
スタッフが自分のトレーニングのために客の立場で利用することはよくあることだが、カウンターの人が入っているのは珍しい。
なにより、声のかけ方が異質すぎてのちのちに「もしかして俺のことが好きなのか…?」と思ったが、そののちに、俺に話しかけることでハーフとも仲良く話そうという魂胆なのではと思いなおした。

これは五日ぐらい前の話でその後に謎女は見かけていない。名前もいきなり言われたので思いだせない。


レーニング面では手首にちょっと違和感を覚え始めて手首を保護するグローブを買った。



父親とは悪い意味で相変わらずだ。
しかし、あまりイラつかなくなった。たぶん、俺が一人暮らししようと動き出しているからだと思う。より他人感が強まっているのかもしれない。

一人暮らしを思い描くようになって二つの発見があった。
一つは俺が一人暮らしをしている映像的なイメージがじめじめとした薄暗いところに住んでいるということだ。自然とそういうふうに思い描いてしまう。
これにはやはり、今までの異常な生活環境が影響しているのだと思う。

そこからの二点目が、今現在の生活の異常性についてだ。
俺は今の部屋の間取りで父親と暮らしていくためにかなり特殊な工夫が多岐にわたって行われいることに気が付いた。
これはまたリストにしてブログに書けたらいいなと思う。

今、一つ書いてみるとしたら、俺は料理をするのは父親が不在か寝ている時間帯のみだ。見られる可能性をできるだけ避けている。これは前の土鍋事件から想像できるかもしれないが、父親がキッチンに立つと予測不可能なトラブルが起き、最悪は火事の危険性もある。なので、余計な気を起させないために調理している姿は見せないように工夫している。
他にも、簡単に食べれるもの勝手に食べられるから買わない。作り置きも食べられるし、不潔な手で触られるからしない。
掃除欲をかきたてないように掃除はあえて汚いところを残す。買い物欲をかきたてないように珍しい紙袋は見つからないようにすぐに捨てる。
などなど…

生活の工夫は本当に多岐にわたり、それらは会話不可能ゆえ、父の習性を見抜き、大方を諦めつつも、穏やかに生きるためにしていることだ。
まだまだ自分が気が付いていない、普通の生活じゃあり得ない工夫があると思う。

そう、例えば、靴の配置もそうだ。
父が勝手に俺のビーサンを履くのだが不潔なため自分用に新しいのを買った。(父が使用するものは本当に全てすぐ汚れて痛む)
父にもサンダルがあるのだがカカトがある少しめんどくさいタイプのサンダルで俺のを勝手に履き始めた。
俺は新しいサンダルを玄関の端っこに起き、勝手に使われているビーサンを真ん中に置くように工夫している。
そうすることで俺のサンダルは今のところ使われていない。

ここでも書いておきたいのは「勝手に履かないで」と言えないということだ。
俺の頭の中ではその後のストーリーに
「ケチやな、それぐらいええやろ」
「嫌やねん」
「はっ」
となるということだ。
俺はこれが本当に怖い。こういう風に父を刺激してその後にどういった化学反応があるのかと俺ですら予測不可能なので怖すぎる。

自明だが、父は基本的にため込むタイプだ。そして自分の言いたいことを言葉にできない。