2023-04-08 鳥羽1 谷川俊太郎 読書感想 何ひとつ書く事はない 私の肉体は陽にさらされている 私の妻は美しい 私の子供たちは健康だ本当の事を云おうか 詩人のふりはしているが 私は詩人ではない私は造られてそしてここに放置されている 岩の間にほら太陽があんなに落ちて 海はかえって昏いこの白昼の静寂のほかに 君に告げたい事はない たとえ君がその国で血を流していようと ああこの不変の眩しさ! いい詩やな~